【お知らせ】
東日本大震災により、被災された地域の皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。

学校との協働プログラム
川口市内の小・中・高校と連携して、さまざまな教育プログラムに取り組んでいます。 作品づくりや鑑賞、各分野の作家との交流を通して、 子どもたち自身が自由な発想と無限の表現力を育てていけるようにと活動しています。
活動内容
アーティスト・イン・スクール 2010

第一線で活躍するアーティストが川口市内の小・中学校に出向いて特別授業を行い、 その成果を展示発表する「アーティスト・イン・スクール」を毎年開催します。 5回目を迎える2010年は、新生呉羽(舞踊家)が幸町小学校で、また開発好明(現代美術家)が 安行中学校でそれぞれカリキュラムを立て特別授業を行います。
このページでは、授業の流れを順次アップしていきます。

    
市立安行中学校×開発好明(現代美術家)

2010年6月30日(水) 安行中学校にて打ち合わせ
 
開発氏は、地域やその「場」の特性を活かした作品(アート・プロジェクト)で、国内外で幅広く活躍しており、今回は『安行行脚(あんぎょう あんぎゃ)』と名付けたプロジェクトを展開する予定です。
もちろんテーマは“地域との交流”で、生徒だけではなく地域の人、そして川口の安行地区をまだ知らない人にも、歩いてもらえるようなプロジェクトを目指し、先生方と一緒に思案中です。
●開発好明公式HP 


2010年7月15日(木) 1回目の授業

体育館に1年生4クラスが集まり、総合学習の2時間をいただいて、オリエンテーションが行われました。
 
前半は、プロジェクターをつかって、開発氏にこれまでの活動の様子を話していただき、後半は、これから安行中の生徒のみなさんと実際に活動する「安行行脚-あんぎょうあんぎゃ-」についての説明と、各クラス対抗となる「テーマ」を話し合いました。
開発氏より、生徒のみなさんに4つのテーマにそった“タイトル”が発表されました。
「イチリン草自生地をもっと歩きたくナール」
「植木屋さんに大きな看板をプレゼント」
「近所のお店をドレスアップ」
「ゴミを使って大きな絵で町もニコニコ」
実際にどのような活動をするのかは内緒で、まずタイトルを聞いて活動をイメージし、自分のクラスが何をしたいかを生徒たちで話し合って決めました。

各クラスのやりたいテーマが決まったところで、クラスの学級委員が発表します。一番人気のあった「近所のお店をドレスアップ」はジャンケンをして決まりました。
各クラス、活動する内容が決まったところで、それを実現化するために必要なことを話し合い、夏休みのうちにリサーチする項目を話し合いました。リサーチする内容は『ワークシート』という形で夏休みの宿題となりました。 どんな情報が集まるのかとても楽しみです。
実際にお世話になるお店などには、これからみんなで、活動への参加のお願いに行くことになります。 地域の人たちとの交流がどのように展開していくのか、ようやくスタート地点に立った!?ところです。



2010年9月16日(木) 2回目の授業 <フィールドワーク①>

安行中学校1年生のフィールドワークは、総合学習の時間を使って行ないました。 クラスごとにテーマが決まり、2組は植木屋さん、3組は近所のお店へと出かけていき、事前に子どもたちが考えた質問などをインタビューしたり、お店の人や植木屋さんからお仕事のことなどの話を聞きに出かけました。
 
これからの授業で植木屋さんには看板を、お店屋さんには、お店をドレスアップしていく案の話合いをしてきました。

今回協力してくれたのは、高橋植木・千金良造園・中央園・原兵園・石橋商店・御菓子屋源吉・コンビニエンスかしや・フローリストKÓ RAKUEN さんです。

お店屋さんでは、どんなところをどのように飾りつけたらよいか、生徒たちのアイディアをお店の人と一緒に話し合いました。
商品の案内やのぼり旗、クリスマス時のショーウィンドウの飾りつけなどお店のイメージに合わせた店長からのお願いや子どもたちの発想を提案し、これからの授業で作りあげていきます。

 
こころ良く引き受けてくださった植木屋さんやお店の方から親切にいろいろなことを教えていただきました。それをもとにこれからの美術の授業でクラスごとに作品を仕上げていきます。

 

植木屋さんでは、シハチ板(120cm×240cm)の看板を作ります。 次の授業の時間に、その看板に書く植木屋さんの特徴を生かしたことばや絵柄などを各班でまとめました。
 




2010年9月30日(木) 3回目の授業 <フィールドワーク②>

1組「イチリン草自生地をもっと歩きたくナール」、4組「ゴミを使って大きな絵で町もニコニコ」のフィールドワークが行われました。ここしばらく、豪雨続きだったので、前夜から心配でしたが予報通りの雨…。
なんとかやりましょう。ということで決行しました。

 
まずはじめに、学校裏の「イチリン草自生地」へ行き、アーティストの開発氏より、「1組は、1人ひとりがここの案内板をつくり、地域の人々が来て、歩きたくなるような楽しい看板をつくろう。」と伝えました。 そして、川口市の天然記念物に指定されているイチリン草を始め、自然の生き物を守る活動をされている“安行みどりのまちづくり協議会”の方々から、お話をしていただきながら現場をリサーチしました。
この辺りに集まる野鳥のお話(60種類もの鳥がやってくること)や、250種類の植物があること、またトンボ池のまわりに生息する生き物のことなどを教えていただき、生徒達はそれぞれにメモを取りました。

 
4組は町中のゴミ集めです。
ゴミを使ってアニメーションを作るとはいえ、本格的な清掃活動です。 4つの班に分かれて、学校周辺を回りました。雨もかなり降っていましたが、傘をさすのも邪魔になってしまうほど、次から次へとゴミが見つかります。出発する前は、ゴミなど、全く目につかず、綺麗な町だな~とおもっていましたが、 見えないような道の端や隙間、木の陰などに驚くようなゴミが落ちていました。
  
こんなものや…      こんなものや…      こんなものまで。
 
集まったゴミは一つの班で、大きなゴミ袋3袋位。そして、リアカーに見立てたカートにも溢れるほどのゴミを積んでいます。初めは、なんとなく乗り気でなかったゴミ集めも、想像以上の物の種類の多さに、だんだん宝探しのように夢中になります。そして、雨の中なぜか元気に活動する生徒達の姿をみた近所の方からは「雨の中御苦労さまだね~。」と声をかけていただきました。

たった、一時間学校周辺を清掃しただけなのに、こんな大量のゴミが…。
一見綺麗に見えていた自分たちの町が、実は隠れたところはこんなにも汚れていたなんて…と、とっても驚いた一日でした。
集めたゴミは分別し、次回のアニメーション作りの授業で使用することになります。生徒達は、どんなことを感じ、どんなテーマで作品をつくるのか。



2010年10月21日(木) 第9回目の授業 <フィールドワーク①後編>

約一か月前のフィールドワークで訪ねた植木屋さんに、完成した看板をもって行きました。

【千金良造園】
看板の絵を描くことは苦手だけど、現場作業には興味があるという生徒が設置の力仕事を担当。千金良造園さんのご主人から「楽しそうでいいね~。目立つから仕事が増えるかな?」との嬉しい言葉をいただきました。


【原兵園】
看板の脚の長さが合わず急慮、鋸でカットするというアクシデントもありましたが、なんとか設置完了。広い原兵園さんの敷地の中で、この場所に看板を設置することになったのは、ちょうど前の通りが渋滞になりやすいので、多くの人の目に映るだろうというご主人の温かい配慮からでした。


【中央園】
緑に映える色の看板だったので、道路からも目立ち生徒たちも達成感でいっぱいに。設置の際には、ご主人や奥様もつきっきりで助けてくれました。設置後には、事務所で植木のお話しを聞くことができ、生徒たちにとって貴重な時間を体験することができました。


【高橋植木】
生徒達のつくった看板をとても気に入ってくださった高橋植木のご主人。「安行行脚が終わっても取り外さないで。」との嬉しいコメントをいただきました。

<生徒の感想>看板をつくることは大変だけど、人を喜ばせることはもっと大変なことだと気がつきました。共同制作は、仲良くない人ともしなくてはならない事があることがわかりました。でも協力することの大切さもわかりました。植木屋さんが喜んでくれた。最後まで作業を頑張って「嬉しさ」や「楽しさ」というものが分かった。



2010年10月28日(木) <フィールドワーク②後編>

【1組 イチリン草自生地に案内板を設置】
イチリン草自生地についてグループごとに分かれて調べた情報を描きこんだ「案内板」を作成し、設置しました。
 
<生徒の感想> なんでも自分たちで決めて、なんでも自分たちで考えて、なにを作るかも自分たちで決めなければならない事を学んだ。開発さんやスタッフの方から沢山のアイディアを学びました。このアーティスト・イン・スクールでは自分の発想をフルに活用できました。

【3組 作品をお店に設置(ディスプレイ)】
<御菓子屋 源吉>
校門のすぐ向かいの、味わい深い洒落た御菓子屋さんの“源吉”さん。
生徒達は「手づくり 源吉カレンダー」「おススメ御団子を紹介する看板」「ネギ味噌煎餅を紹介する旗」「桜もちを真似てつくった飾り」をもって、お店を華やかに彩りました。
 

<コンビニエンス かしや>
かしやさんは、日用品から植木屋御用達の資材まで、なんでも揃う町の便利屋さん。 今回は、かしやさんに売っている資材を使って、「キャラクター人形(クマ)」「お店の看板」をつくりました。 大きなクマは屋外で雨にぬれても大丈夫なように中身にも工夫をしました。看板とともに、外から見ても楽しいサインとなりました。
 

<石橋商店>
フィールドワークの時に感じた〝お客様にもわかりやすいディスプレイ″をテーマに、「草加せんべいのコーナーにおススメ商品としての案内板」「英語表記の看板の横には、カタカナで記したパネル」、そして隙間のある棚には「本物そっくりのお弁当やデザートを紙粘土で作った作品」を陳列させました。
 

<フローリスト KORAKUEN>
お店屋さんの方から、「クリスマスとお正月のお飾りをつくってほしい!」というリクエストがあり、女子と男子にわかれて、つくりました。
お客さんから注目されやすい場所を選んでディスプレイしました。
 
<生徒の感想>地域の方々は思っていた以上にやさしかったので、嬉しかった。私たちは沢山の人に支えされているんだと思いました。普段色々と迷惑をかけてしまっているんだな、と思いました。美術を通して人と関わることの大切さを学びました。アーティスト・イン・スクールというものに参加できたからこそ、味わえた気持ちだとおもいました。

【4組 集めたゴミをアニメー使ったアニメーション制作】
地域の人に見てもらいたい作品をつくった4組。雨の中でのアニメーションづくりは、単調な作業が多かったものの、一人ひとりの小さな動きが壮大なストーリーをつくりだしました。完成されたアニメーションは、学校の職員玄関入口とアートギャラリー・アトリアの2か所で上映されました。
 
<生徒の感想>いつも雨で寒いし、大変だったけど、楽しみながらも真剣に行ったアーティスト・イン・スクールはクラスの絆を深めることにつながった。作品が完成した時は、みんなで喜びを分かち合うことができた。ゴミ拾いは始めやだなあ~と思っていたけど、やってみるとそうでもなく、いいことしているな、という気持ちになりました。完成した作品を一緒に笑いあえる仲間がいることが嬉しかったです。


2010年11月18日(木) <アトリアにて講評>
長い時間をかけて活動してきた、アーティスト・イン・スクールの授業も最後にな りました。
アトリアでは、活動記録のパネル展示と、開発好明氏のインスタレーション作品を展示しました。インスタレーションには、生徒の作品の一部や、ラフスケッチ、そして試作のミニチュアや、事前リサーチした「ワークシート」や「マップ」などが取り入れられています。 会場に数多く設置されたスピーカーからは、生徒たち一人ひとりの「将来の夢」が流れます。5メートルある天井まで伸びた安行の植木は、生徒たちの「将来の夢」を養分としてぐんぐん成長してゆくイメージだそうです。
今回のアーティスト・イン・スクールでは、生徒が地域へ出向くことで、地域の特性を知り、確認することができました。また、地域住人との交流は双方の興味や理解への第一歩となった気がします。
また、共同制作においては、共同作業の大変さを通じ、一緒に喜ぶことのできる仲間を確認しながら、絆を深めてもらえたのではと思っています。
市立幸町小学校×新生呉羽(舞踊家)

2010年7月14日(水) 打ち合わせ
新生さんのこれまでの活動を紹介していただいた後、具体的な授業プランについて話し合いました。

新生さんの表現は、その場その瞬間に生まれたり変わっていく、「感情」や「動き」や「アイディア」などのさまざまな要素を柔軟に受け入れてそれを瞬時に判断して表現していくことをその醍醐味としています。身体表現とアートを混ぜ合わせたスタイルに、高いオリジナル性を持っています。
論理的なことはさておき、具体的な活動についての話をはじめたところ、先生方は新生さんのプランに興味津々に! “空のお掃除”“夢の自慢”“宇宙船づくり”“鳥の巣に住む”・・・などなど誰もがわくわくするようなアイディアが散りばめられていて、先生方からは「楽しみ!私もやってみたい!」という感想をいただきました。
今回はアーティスト・イン・スクールでは初めてとなる特別支援学級の生徒さんも参加します。     
    



2010年7月28日(水)  幸町小で教員研修をしました
アーティスト・イン・スクールの一環として、先生方にも“時間芸術”を作り上げていただきました。講師はもちろん新生呉羽さん。
タイトルは「昨日みた夢どんな夢? 明日みる夢どんな夢?」
モップやほうきやチリトリを持って「空のお掃除」ダンスのあと、教室中に大きく張りめぐらせた透明ビニールに、これまで見た中でとびっきりの夢を自由に描いていきます。(↓)
 
今度はそのビニールをつなげて宇宙船を作りました。宇宙船に空気を入れて膨らまし、部屋を暗くして光を当てると幻想的な雰囲気に。(↓)

「さあ、出発!」
みんなで乗り込み、右にゆさゆさ左にごろごろ、童心にかえって大はしゃぎです。
宇宙船から降りて、最後は「歓喜の土踏みダンス」です。先生方の表情が本当に素敵! とっても素晴らしい作品に仕上がりました。

次回は9月2日(木)2時間目に、特別支援学級のさくら組さんでの授業に参加し、新生さんと子ども達が初めて出会います。



2010年9月2日(木)  幸町小にてさくら組さんとご対面!
新生さんと幸町小学校のさくら組(特別支援学級)の皆さんが、はじめて顔合わせをしました!

担任の保坂先生から「スペシャルゲストだよ!」と紹介を受けた新生さん。
実際の授業を始めるまえに、普段の授業の様子を見せていただくつもりでいましたが、急きょ子どもたちと一緒に体を動かしてみることになりました。
体育館のステージ上で、足踏みダンスをしたり…

床で体を寄せ合ってゴロゴロゆさゆさしたり…

列になって移動したりしました。

汗だくになりましたが、体を動かすことが好きな子がたくさんいて、とても楽しい時間を一緒に過ごしました。 皆で一緒に何かをやるのは苦手だけど、絵を描くのはとても好き!と、最後に言ってくれた子もいました。     

午後は、4年生担当の市東先生、漆山先生、さくら学級担当の保坂先生と授業プランについての最終の打合せを行いました。
さくら組さんの様子を知ることができたことで、具体的な流れも決まりました!



2010年10月6日(水)幸町小学校の授業がスタート!
待ちに待った幸町小学校の授業がスタートしました!

記念すべき初日は、さくら組さん13人との授業です。
新生さんと一緒に動き体を動かす時間の中で、
子どもたちの発想や表現のきらめきを感じる時間となりました。
場所は視聴覚室。ポールに大きなビニールシートをらせん状に巻いて、 部屋の入口から入るとそのままぐるぐると真中に集まる構造を作りました。
電気を暗くして、さくら組さんの到着を待ちます。

10時45分。子どもたちが登場!
新生さんのこと、みんなとってもよく覚えていました。握手で祝再開!
今日はどんなことが起こるかな??と、みんなわくわく顔でいっぱいです。
「わっ!夜だ!何だここは!?」
薄暗いビニールのぐるぐる部屋を、そろりそろりと進むと、 真中にはふわふわソファーを敷き詰めた空間があります。
そこに座ったり寝転んだり… 親密な空間でリラックスしていきながら、 新生さんは子どもたちのとびきりの夢の話を引き出していきます。
「ドラキュラが出てきて怖かった!」 「船に乗ってどこかに行ったよ」
「僕、外国に住んだことがあるの」 「ポケモンキャラクターが大好きなんだ!」
どんどん「夢」が膨らんできたところで、 今度はそれをビニールに描いていきます。
 
楽しかったこと、ドキドキしたこと、大好きなこと…たくさんの沸き立つ感情が絵になりました。 描くことにずっと集中している子もいれば、みんなの絵を見て回って楽しむ子「朝だよ!」「夜になったよ!」と電気の暗明転を促しながら不思議な空間の雰囲気づくりをしてくれた子もいました。
11時30分。
授業も終盤に差し掛かったところで、発表の授業で使う〝にょろにょろヘビ”の作り方をみんなでマスターしました。ループ状の網の中に新聞紙を詰め込んで、ヘビを肥らせていきますが、みんなで一気に詰め込んだらすぐに頭ができました!
 
11時45分。
授業の終わりの時間でしたが「足ふみダンスしたい!」という声が上がりました。
新生さんとの時間をもっと一緒に過ごしたい!という気持ちの表れでしょう。新生さんもさくら組のみんなもニコニコでした。
11時48分。授業終了。
「最後のダンスの時に、子どもたちが私の肩や腰に手をまわして一緒に踊ってくれていたでしょう?どんなに偉い評論家に褒められたとしても、今日ほどの嬉しいことはないのよね」 授業のあと、新生さんはニコニコ顔でお話ししてくださいました。

【授業日程】
4年1組 ※授業日程一部変更になりました。
 1回目授業 10月8日(金)6時間目(14:30~15:15) 
 2回目授業 10月12日(火)5・6時間目(13:40~14:25、14:30~15:15)
 3回目授業 10月19日(火)5・6時間目(13:40~14:25、14:30~15:15)

4年2組
 1回目授業 10月8日(金)2時間目(9:35~10:20)
 2回目授業 10月15日(金)1・2時間目(8:45~9:30、9:35~10:20)
 3回目授業 10月19日(火)5・6時間目(13:40~14:25、14:30~15:15)

さくら学級 
 1回目授業 10月6日(水)3時間目(10:45~11:30)
 2回目授業 10月13日(水)3・4時間目(10:45~11:30、11:35~12:20)
 3回目授業 10月20日(水)3・4時間目(10:45~11:30、11:35~12:20)



2010年10月8日(金) 4年1組 第1回目の授業
4年1組と2組の第1回目の授業を行いました!
4年生の授業の流れはほぼ同じです。ここでは4年1組の授業の様子を中心にお伝えします。

4年生はこの日が新生さんとの初対面。
視聴覚室のガラス戸には、セロファンでWelcomeの気持ちを表現しました。
扉を開けるとすぐにぐるっと取り囲むビニールシートに導かれて、中心のふわふわクッションにみんなで座ります。 このぎゅっと密集させて体温を感じあうことがとっても新鮮。
新生さんから今日やることのお話のあと、みんなの「夢じまん」がはじまりました。
「大きなお鍋の蓋に追いかけられた!」
「ライオンに食べられた!」
「小さくなった自分が、炊飯器の中でご飯粒まみれになってた!」
普段は想像もつかないようなことが何度も起こったり、不自然なことが自然なことになっていたり…夢ってとっても不思議! みんなの夢を聴きあって大笑いしたあとは、それをビニールに描いていきました。
 
寝転んで描いている子もいれば、両面から一緒になぞって描いている子もいました。気持ちがとっても解放して、「わー!」と声を出しながら描いている子もいました。
普段は絶対にやらない描き方ができるのは、とっても不思議でうれしくて楽しいこと。 今回の授業のテーマである、自分流を肯定することや、その場に合わせて即興で考え動くことが、みんなとっても上手にできました。
最後に新生さんから「来週は宇宙船をつくるよ!」とお話がありました。
次の週はもっと面白くなりそうだ!と今からわくわくです。 帰りには、名残惜しく何度も振り返ってくれました。 来週また会おうね!


2010年10月12日(火) 4年2組 第2回目授業
10月12日には4年1組の、15日には4年2組の第2回目の授業を行いました。
ここでは4年2組の授業の様子を報告します。
この日は演奏家の方波見知子さんとやましんさんも特別ゲストで参加。
リコーダーやピアニカの即興演奏で盛り上げてくれました。
「おかしいなと気付く力や、悪いことを悪いという勇気、何よりも、優しい心がないとアートは生まれない」という新生さんの最初の言葉で、今日の4年2組は前回よりも気持ちがしゃんとしたようでした。
 
まずはじめに取り掛かったのは、懐中電灯にカラーセロファンを貼ってのオリジナル光作り。 赤、青、黄、緑の色を切って重ねていきました。どんな光ができるかな?
「夜になれ~!」のみんなの合図で教室を暗くしました。
天井を照らしてみたり、床に光を集めてみたり。普段とは違う神秘的な光に、うっとりしました。
ゆったり過ごした後は体を動かします!
前回の授業でビニールに描いた「夢の絵」を揺らしながら、その下を一気に潜り抜けたり、わざと体を引っかけてみたりと、元気に動きました。
心も体もちょうどよくほぐれたところで、いよいよ宇宙船づくりです。 「大変な作業、つらい作業もあるけど、協力してやろうね」と新生さん。
その言葉にみんな真剣な眼差しで「よし分かった!」と応えてくれました。
型紙を写す人、ビニールを切る人、継ぎ目を抑える人、テープを貼る人、役割分担をきちんと考えて、自分のやることがなくなったらすぐにまた自分のできることないかな?と探して動いてくれました。

完成した宇宙船をふくらませて、いよいよ宇宙旅行に出発!
大歓声で乗り込みました。懐中電灯で外の世界をキラキラ照らしながら、宇宙旅行を満喫です。途中で宇宙人にも遭遇!?しました。

終了後、すてきな宇宙船旅行ができたことにみんなで拍手!

宇宙船、そして、昇降口で作ってきた「にょろにょろヘビ」がどんなふうに登場するかな?


2010年10月19日(火) 4年生 即興ダンスの発表会

5・6時間目は、4年生の授業。保護者の方もお呼びしての発表会となりました。この日は体を思いっきり動かします。

まずはストレッチ。クラゲみたいにゆらゆら揺れてみたり、ぎゅーっと丸まって卵になったり、ぱっと体を開いたり。だんだん体があったかくなってきます。次にクラスごとにどんなダンスをするか考えました。
「どんなところ?」「真っ暗なところ!」「地面を這おう!」「がおーって、吠える!」「ニョロニョロ蛇は守り神!」「宇宙船ではどんなことをする?みんなで合唱!」次々にアイディアを出していきました。


1組は舞台のカーテンから静かに登場しました。闇の中を自由に動いていきます。闇の中の不思議な動物がたくさん登場した後、「夢じまん」が始まりました。これまで見た夢の中でとびっきりのものを次々に話していきます。聞いているみんなのリアクションも見事です!2組さんは円になって「夢じまん」を聞きました。面白い話がたくさん登場して、みんな笑いが止まりません!
1組では、次に「にょろにょろヘビ」が登場しました!15メートルもあるにょろにょろヘビ。わっしょいわっしょい、みんなで動かします。
2組は宇宙船に乗り込みます。ちょうど音楽の時間で歌っている宇宙をテーマにした合唱曲。懐中電灯でいろんな色の光を揺らしながら、みんなで熱唱しました!



2010年10月20日(水) さくら組 発表会
この日も、方波見智子さんとやましんさんが即興演奏で盛り上げてくれました。
音楽が大好きな生徒も多いさくら組。体育館に入って楽器を見たとたん、自然と足がその方向に動きました。マリンバ、小太鼓、ピアニカ、リコーダー、木笛…いろんな楽器を手に取り、音を出し、徐々に体も動かしていきます。そのあふれる音の中で、今度はビニールに絵を描いてききました。音に合わせてペンを動かしたり、夢の話を描いたり、色を重ねることに夢中になったり、リコーダーを吹きながらも描いてみたり、自分流の表現がふつふつと湧き出します。
ビニールに絵がきれいに描けたことろで、今度はそれをくぐり抜ける遊びに。みんなでビニールの周りを手に取り、縦にゆさゆさ、横にしゃかしゃかと揺らしてみらり、その下に潜って窓からの光に照らしてみたり…音と色の動きがとってもきれい!と盛り上がりました。そのビニールで今度は輪くぐり。     
いっぱい動いて、体も気持ちもあったかくなったら、今度はいよいよ「にょろにょろヘビ」の登場!     
新生さんが「舞台の上から登場するよ!大きな大きなヘビだよ!」と紹介すると、みんなびっくり。不安になって涙が出てしまった子もいましたが大丈夫です。舞台の上からちょろりと顔を覗かせたのは、みんなで新聞紙を詰めて育てた、あの「にょろにょろヘビ」でした。泣いてしまった子も、すぐに笑顔になりました。舞台からにょろっと登場したヘビをみんなで担いで体育館を一周し、今度はそのヘビにまたがって遊びました。パフォーマンスもいよいよ佳境に入ります。授業でみんなで作った「夢じまん宇宙船」の登場です! 乗り込んでさあ出発!!途中でブラックホールに突入したり、宇宙人に出会ったり…宇宙旅行を満喫しました。最後は雪に見立てた紙ふぶきを、全員で降らせました。きらきらと舞い落ちる様子がとてもきれい!拾い集めては降らせてを、みんなで何度も何度も繰り返し、パフォーマンスの成功をお祝いしました。     


2010年10月20日(水) にょろにょろヘビのお引っ越し

2階の昇降口で、新聞紙を詰めてもらって育ったにょろにょろヘビ。みんなのおかげで立派な一人前になりました。10月20日の放課後、がいよいよアトリアにお引越しです。4年生を中心に、下校方向の同じ子どもたちと一緒に、アトリアま 

で移動しました。 新生さんの「出発!!」の掛け声がかかるやいなやにゅろにゅろヘビが一気に動き出しました!

ぐるりと校庭を一周して、みんなへ旅立ちのあいさつをしました。「またアトリアで会おうね!」と手を振ります。一緒に運んだ4年生たちも、とっても誇らしげな良い表情です。校門を出て、一般道を行きます。道行く人のびっくりした表情も何のその、交差点も上手に渡りました。 アトリアの前のアートパークでも、ぐるりと一周しました。 そこで遊んでいた小さいお友達も、にょろにょろヘビにと一緒に回って くれました。

    
アーティスト・イン・スクール展覧会
アーティストの作品と、アーティスト・イン・スクールで造った生徒の作品、また本プロジェクトの成果発表などを併せて展示します。
2010年11月11日(木)- 11月21日(日)
観覧無料  月曜休館
会場:川口市立アートギャラリー・アトリア